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わたしのなかの僕

男性として生まれていれば、きっと自然だった。性同一性障害でもトランスジェンダーでもない、わたしと僕の日常。

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性同一性障害でもなく、トランスジェンダーでもなく

僕は自分の性別が女性であることは分かっていますが、
自分が女性であることを完全に受け入れることができません。


こう言うと、
それは性同一性障害なのでは?
トランスジェンダーなのでは?
と、思われるかも知れませんが、
もう3年ほどお世話になっている精神分析医の所見は「NO」でした。

高校生の頃、精神科で性同一性障害の相談をしたときも、
性同一性障害と診断するのは難しい」と言われました。

まず、性自認が女性である。
身体に嫌悪感は抱いても、疑問を抱いたことはありません。

また、恋愛対象が女性ではない。
女性ではないと言うよりも、相手の性別にこだわりがないだけなのですが、
恋愛対象がどうなのかは診断にあたり重要な要素でした。
(もう15年近く前のことなので、今の診断基準がどのようなものかは分かりません)
(多種多様な世界や価値観が受け入れられつつある今はもっと自由になったのでしょうか)

さらに、高校生の頃は思春期ということもあり、
急激に身体が変化するなかで自分の身体を気持ち悪いと感じるケースはときどきあるそうで、
大人になるにつれて治まることも多く、
そういった年齢的な面を鑑みると診断を下すことはさらに難しくなりました。


では、
何故、こんなに自分の性別を受け入れがたいのか。
何故、男性として生まれていればよかったと感じるのか。


答えはまだ、分かりません。


性同一性障害ではない。
トランスジェンダーでもない。

家族にも、パートナーにも、職場にもカミングアウトはしていますが、
ときどき、自分はどう生きればいいのか分からなくなることもあります。

性同一性障害であれば、堂々と男性として振る舞えたのでしょうか。
最初から男性であれば、自然と生きられたのでしょうか。

もちろん、性同一性障害のかたが様々な問題にぶつかり、悩み、苦しみ、性転換に至っていることは重々承知です。
が、なんだか僕は、自分がとても中途半端な存在に思えて仕方ありません。


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